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ざっくりメモ
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「AIへの理解を深め、AIから効果的に情報を引き出す能力全般を高めること」を目指した本。
プロンプト作成時に意識すること
以下の3点は備えている必要がある
- 意図: 求めるもの、やってほしいこと
- コンテンツ: 求めるものの具体的な情報
- コンテキスト: 背景、伝える情報
Practice
- 条件などは箇条書きで書くといい。
- 後出しでAIに対して禁止事項を伝える。
- 禁止事項は、AIのフィードバックにより思いつくものなので、最初から禁止事項を伝えるのはむずかしい。
- 基本的にはシンプルなプロンプトで十分
- 専門性を引き出すロールプレイ
-
あなたはRuby on Railsのエキスパートです
- あまりにも抽象的なロール設定や不要なキャラクター設定は避けるべき - 無駄な設定も避ける- 即席ロールプレイ
Me: Pythonでhttpサーバーを起動してindex.htmlを表示する方法は? Python Expert:
Q: vimのコマンドで、HTMLタグを全部消す方法は? A:
- Few-shot プロンプティング
- 少数の例示から新しいタスクを素早く理解させ実行させる手法
以下をもとにPythonのモデルクラスを生成する json: [ { "listing_id": "RNS123", "name: "Yotsuya Apartement, "rent": 100000, "apartment_area": 30, "location": "Yotsuya, Tokyo", } ]
- 提供サンプルの質が勝負
- Zero-shotプロンプティング
- 英語と日本語の使い分け
- 英語: より高い性能
- 日本語: より早いイテレーション
- 文脈分離のための区切り文字
- Markdown形式で記述する
- 即席ロールプレイ
プロンプト修正戦略
- 言い換え
- スコープ拡大
- スコープ縮小
- より簡単なターゲット設定
- 言語モデルのパラメータ再調整
- 約束を破るAIの対応強化
- より具体的な制約を追加する
- 文字フォーマットで強調する
- 制約を繰り返す
- 別の言い方で同じ制約を追加する
### 対話型AIツール AIには必要な情報だけを提供することが重要で、不要な情報は精度低下の原因となります。
種別 | キーワード | 概要 |
---|---|---|
エージェント | @workspace | 現在のワークスペースをチャットの文脈に置く |
エージェント | @terminal | エディターに統合されたターミナルをチャットの文脈に置く |
スラッシュコマンド | /tests | 選択したコードのユニットテストを作成します。 |
スラッシュコマンド | /fix | 選択したコードの問題を修正を提案。 |
スラッシュコマンド | /explain | 選択したコードを説明。 |
コンテキスト変数 | #file | 特定のファイルをコンテキストとして含める。 |
コンテキスト変数 | #selection | エディターでの選択箇所の参照。 |
コンテキスト変数 | #terminalSelection | ターミナルでの選択箇所の参照。 |
感想
生成AIを利用する上でのスタンスや、Practiceについて、かなり高い解像度で書かれていたため、非常に参考になった。
生成AI系の本で最上級の書籍だと思った。
自分の能力以上(労力は移譲可能)のことをやると破綻するため、自分自身の能力を高めることが重要であると感じた。
スキルや知識の獲得は今まで以上に精進して行こうと思う。
長ったらしいプロンプトを書かず、簡潔にかつ具体的にかきフィードバックを早く得るべきという主張は、非常に納得できた。
生成AIを使って圧倒的なアウトカムを出すということを意識していきたい。
お気に入り度
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️