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ざっくりメモ
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抽象化の基本概念
- 具体と抽象は「N:1」の関係(多から一へのまとめ上げ)
- 抽象化とは「枝葉を切り捨てて幹を見ること」
- 階層構造を持ち、上位の性質は下位に継承される
抽象化の実践的応用
- to be(あるべき姿/抽象的目標)とto do(具体的行動)の区別
- アナロジー:「抽象レベルのまね」による創造的思考
- 要約力:階層的な抽象化による情報の圧縮と伝達
抽象化の課題と限界
- 偏見や思い込みを生みやすい
- コミュニケーションギャップの原因になる
- 「考えると行動できなくなる」という弊害
個人的洞察:
- 永遠の議論は抽象層の違いや目的の違いが根本にある
- 最上位の目標は非常に抽象的
- 要約とは抽象度を上げて情報を圧縮すること
- 抽象化された思考は例外の存在を見落としやすい
結論:
- 「抽象化なくして生きられない」が「抽象化だけでは生きにくい」という逆説的な真理。抽象化と具体化は常にセットで機能する必要がある。実践と思考の往復運動が人間の知の根本的メカニズムである。
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感想
日常や業務において無意識で行なっている「抽象化<->具体化」が、本書を読むことによって、意識的にかつ正確に行うことが可能になった。 このことにより、思考の言語化や、業務におけるコミュニケーションの質が向上すると思った。 自分の中で必読書の一つとなった。
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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️